こんにちは!
監督の豪田トモです!
久々の投稿です!
昨年秋に第二次育児休暇を終えて、
『うまれる』シリーズ第三弾に着手し始めましたが、
色々なありがたいご縁が重なって、
【今秋にサンマーク出版さんから小説を出版】
させていただく事になりました。
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まずは小説として物語にし、
それを原作に映画化する
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事になります。
今度はドキュメンタリーではありませんので、
多くの方にとっては
「こいつ大丈夫か?」
という不安を持たれている方が
いらっしゃるかもしれません(笑)。
「『うまれる』が『うまれる』じゃなくなっちゃうんじゃない?」
「せっかくドキュメンタリストとしてやってきたのに。。。」
「得意分野から離れていいの?」
などなど、この計画を周りに伝え始めてから、
既に様々なご心配をおかけしています(笑)。
なぜ今回
ドキュメンタリーをやめて、
小説と劇映画という「物語」を作る事にしたのか
と言いますと、
いくつか理由はあるのですが、
その一つが
「ドキュメンタリーでは作れない題材」だから
なんです。
「親子関係と愛着障害と児童養護を絡めた作品を作りたい」
というのは、
2作目の『ずっと、いっしょ。』を作り始めた頃から考えていて、
ここ5年ほどリサーチをし続けていました。
親子関係、心理学、精神医学なども勉強しまくり、
児童養護施設や児童養護の支援団体には50カ所・人以上
取材させていただいたんですが、
「児童養護施設にはカメラは入れない」
というのが、ボクらが出した結論です。
いくつかの課題があるのですが、
未成年のお子さん達のプライバシーと責任の問題が大きいですね。
たとえ、「撮ってもいいよ」と本人が言ったとしても、
未成年のお子さん達にどのくらいの判断能力があるのか分かりません。
いざ映画が公開した時にどのような影響があるかも読み切れませんし、
それに対して、施設長さんや職員さんがご心配なさるのも
とてもよく分かる事です。
特にここ3-4年は非常に多くの人がFacebookやTwitterで
情報発信をするようになりました。
以前ブログにも書きましたが、
http://www.umareru.jp/blog/2015/11/post-1-1.html
ボクらも登場人物の方々を守りきれない点があるのは否定できませんし、
その影響を一生背負う事も出来ません。
非常にドキュメンタリーを作りにくい時代になってきたと感じています。
諦めて他のテーマに、、、という事も考えたのですがー、、、
どうしても、やりたいんです!
「親子関係と愛着障害と児童養護を絡めた作品」
をどうしても作りたいんです!
ここ数ヶ月、少しずつ愛着障害・トラウマについて
情報発信させていただいていますが、
いま世の中には
「見た目はごく普通に見えるけれど人知れず心にトラウマを持っている人たち」
がたくさんいらっしゃるように思います。
その「闇」というのはほとんどの場合、
幼少期から続く親子関係が影を落としているのですが、
根本原因が分からずに
ずっと「人生の風邪」を引いた状態で「生きづらさ」を感じている方々が
多くいらっしゃるのではないかと感じています。
実は愛着にトラウマを持っているけれども
それに気づいていない、「生きづらさ=人生こんなもん」という方が多い。
それ以外のハッピーでリラックスした人生を知らないと、
そういう思考になるのも分かります。
ボクもその一人で、
長い間、苦しんできました。
だから、親子関係のボタンの掛け違いが原因で
「生きづらさ」を感じている方々のお気持ちはとってもよく分かります。
幸いな事に、
ボクは映画作りを通して親との関係に向き合い、
パートナーの支えと多くの方々のご支援によって、
今では愛着トラウマを克服できたように思っています。
まだちょっと「後遺症」のようなものはありますが(^^;
(娘がボクのことをそっちのけで「ママ、ママ」と言うのにムカッとしたり、笑)、、
愛着障害を乗り越えた先に見える景色の晴れやかなこと!!
これまでも「幸せだな」と思えた事はたくさんありますが、
その時とはレベルが違う。
いつも心に太陽が宿る
ってこういう事なのかなぁと感じられる毎日です。
そして自分自身の経験として、
負の親子関係が人生にどのように影響しているの?
それはどうやって解決・改善していけばいいのか?
その先にある本当の幸せとはどのようなものなのか?
今ではとてもよく分かるようになりました
(最近は主に有料メルマガでこのテーマについて詳しく書いています)。
親子関係に苦しみ、
それによって人間関係などで生きづらさを感じ、
それを克服したボクが次にやるべきこと。
最も多くの方々にお役に立てること、
それが
「親子関係と愛着障害と児童養護を絡めた作品」
を作ることなんじゃないかなぁと感じています。
と言うか、
「オレがやらなくて誰がやるんだい!?」
という気持ちでもいます(笑)。
ただ、このテーマは真正面から取り組みすぎると、
なかなか関心を持っていただきにくいので、
ボクらなりに「策」を考えて
【明るく前向きにハッピーな作品】
に仕上げていく予定です。
これまでの2作品も
「重くなりがちなテーマを明るく」というモットーで
やってきましたが、
より輝きを増したイメージで取り組んでいます。
ボクと妻・プロデューサーも
この普遍的で根本的なテーマに向き合う事によって、
5歳になる娘が愛着トラウマを持たずに、
幸せに生きてもらえるよう、
親としてもたくさんのことを学んでいければと思っています。
皆さんもこれを機に
親との関係
子どもとの関係
に向き合って、
ボクらと一緒に、より幸せな人生・社会へのチケットを手にしませんか?
今後とも引き続き応援よろしくお願いいたします!!!
また、第3作の製作にあたり、
ブレストミーティングの参加者も募集しています!
ご興味のある方は下記をご覧ください。
http://www.umareru.jp/brainstorming3.html
皆様のご参加お待ちしています!
監督・父
豪田トモ