キャバ嬢に取材

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※ なんかオレ、鼻の下が伸びてるなー(笑)

先日、次回作の取材で、
いわゆる「キャバ嬢」という方々にお話をお聞きしました。

なぜキャバ嬢に取材したのかは、
次回作のテーマである「親子関係と愛着トラウマ」
の不和のベクトルとして、

女性の場合は水商売に進む場合が多いからです。

特に、いくつかの児童養護施設を取材した際に、
専門学校や大学などの高等教育に進めなかった女の子は
ほぼ水商売で働く、と語られていた事が印象に残っていました。

数日間の取材で10名近くの美女にお話を伺いましたが、
予想通りと言いますか、周りの子達も自分も、
ほとんどが

親との関係が良くない、

と語っていました。

====
親との関係が悪化する

グレる&スネる

家庭に居場所がない

家に帰らない&外に出る時間が増える

同じような子ども達が集う

学校にいかなくなるor勉強しなくなる

しっかりとした教育を受けていないので社会に出てから居場所がない

水商売しか働き口がない
====

もちろんすべてではありませんが、
話を総合すると、概ね、こういう構図になっているようです。

「親との関係が悪化する」というのは、
だいたい

・親に愛されていると思えない
・親は自分よりも他の事に関心が高そう
・話を聞いてくれずに頭ごなし
・自分の希望を受け入れてもらえない

などが原因のようでした。

これは僕が有料メルマガなどで詳しく書いている「愛着トラウマを持つ原因」
にそのまま当てはまるので想定の範囲内ではあったんですが、
僕にとって少し意外だったのは、

取材した中の2人くらいの方々が、

「親とはとっても仲が良い」と語っていた事です。

ではなぜ水商売をしているかと言うと、

・勉強をしてこなかった→働き口がない

というのと、

・今の年齢でこの仕事以上に稼げる職が見当たらない

という現実でした。

頑張れば年収1,000万円以上になる仕事は、
おそらく20代の女性にとって、芸能関連か起業くらいしかなく
(それは男性にとっても同じですが)、

その中で最も自分が出来そうなのが夜の仕事だった、
との事でした。

僕がキャバ嬢の皆さまの話を聞いて感じた事は、
「頭の回転が速い」という事でした。

もしかしたら「学校の勉学」は苦手だったのかもしれないけれど、
それは頭が悪いという事ではなく、

「いまの教育システムでは測れない頭脳の持ち主」

なのかもしれないし、そういう子ども達は、
もしかしたらいっぱいいるかもしれないなぁと思いました。

多様な価値観・能力を持つ子どもがどうやって救い上げていくか、
という事は現代社会の課題の一つですね。

国語や数学などの五教科だけでなく、
別の側面から子ども達の才能を認められる・測れるようなシステムというか、
機会というか、そういうものがあったらいいのになぁと思いました。

取材にご協力いただいた皆さま、
ありがとうございました!

監督・父
豪田トモ

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