熊本で大地震が発生しました。
報道によると、余震も580回を超え、震度5強の地震が昨夜もあったとのこと。
被害にあわれた皆様には謹んでお見舞いを申し上げるとともに、
亡くなられた方々とそのご家族に心よりお悔やみ申し上げます。
熊本は『うまれる』や『ずっと、いっしょ。』の上映に伴い、
全国でも新潟に並んで講演会に呼んでいただいている場所。
「こうのとりのゆりかご」事業をされている慈恵病院もあり、
僕の中では「聖地」の一つとして数えている所です。
お世話になった方々や知人もたくさんいらっしゃり、
今だけでなく今後についても、とても心配しています。
ご連絡したところ、皆さま大丈夫そうだったので安心しましたが、
家にガラスが散乱していたり、入院している患者さんが動揺していたりと
文字だけでは伝わらない不安感を想像しました。
実は僕、今回の最初の地震があった、
4月14日の午後9時26分頃は熊本の阿蘇にいる予定だったんです。
色々な流れから行かない事になったのですが、
もし行っていたらどうなっていたか。。。
また生かされた、
そんな気がしています。
東日本大震災から5年が経ち、
そろそろ気が緩み始めていた頃だったので、
改めて、震災対策をしなければ、と思いました。
「まぁなんとかなるっしょ」という考えは、
今の日本では通用しないんじゃないかな。
いざそういう状況になったら、
周りの人たちは準備不足の人たちを見捨てられない。
助けようと思うはずで、そのために犠牲になる人たちも少なからずいるはず。
僕の楽天的性格も、震災対策に関しては気を引き締めないとな、と思いました。
実は今週、
熊本で『うまれる』の上映会が開催される予定でしたが、
主催者さまと話し合って、延期する事になりました。
『うまれる』事務局では
自然災害等が発生した場合、キャンセル料は発生せず、
キャンセルもしくは延期という2つの対応をご選択いただける制度があります。
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html#19
今回はキャンセルではなく、延期をしたい、というご連絡をいただきましたが、
また熊本の地のみなさまが安心して生活ができるようになり、
再び上映できるようになる時の事を思うと、いまから感動しています。
熊本の皆さま、心は一つです。
苦しかったら、大変だったら、辛かったら、遠慮なく助けを求めてください。
現地のみなさまのためにできることをしていきたいと思います。
監督・父
豪田トモ