こんにちは!
監督の豪田トモです!
現在、『うまれる』シリーズの第3作「オネエ産婦人科(仮)」の
小説執筆に取り組んでいますが、
本作では「生の基本」でもある「性」が大きなテーマの一つになっています。
戸籍上の社会的な「性別」は「男」と「女」の二つだけですが、
実はこの世はもうちょっと深いグラデーションで構成されています。
「性の種類」というものを細かく挙げると、実は25種類以上あるんです(!!)。
まず、性の基本の話を書きますと、
性には主に3つの要素があります。
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1. 身体の性 (生物学的性)
2. 心の性 (性自認)
3. 性の好み (性的指向)
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で、この組み合わせによって「性」というものが規定されます。
簡単に書いていきますと、
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「身体の性」=男
「心の性」=男
「性的指向」=女
→ストレートの男性
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「身体の性」=女
「心の性」=女
「性的指向」=男
→ストレートの女性
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この伝統的な表現でいうところの「男」と「女」で人口の95%ほどが構成されますが、
性的マイノリティと言われる以下のような方々も約5%ほどいらっしゃると言われています。
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「身体の性」=男
「心の性」=男
「性的指向」=男
→ゲイ
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「身体の性」=女
「心の性」=女
「性的指向」=女
→レズビアン
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「身体の性」=女
「心の性」=女
「性的指向」=男女
→バイセクシュアル
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「身体の性」=男
「心の性」=男
「性的指向」=男女
→バイセクシュアル
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「身体の性」=男
「心の性」=女
「性的指向」=男
→MtF(エム・ティー・エフ、Male to Female)のトランスジェンダー
身体的には男性として生まれたものの頭と心が女性の人
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「身体の性」=女
「心の性」=男
「性的指向」=女
→FtM(エフ・ティー・エム、Female to Male) のトランスジェンダー
身体的には女性として生まれたものの頭と心が男性の人
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という感じで、
その他、
・ 男性と女性の外見を行き来したり、
既存の性の枠にとらわれない「Xジェンダー」という人たち
・男性も女性も性愛の対象にならない「アセクシュアル」という人たち
・生まれつき女性と男性の身体的特徴を両方備えている「インターセックス(性分化疾患)」と呼ばれる人たち
などなどもいらっしゃって、
このように換算して行くと人間の性別は25種類以上になるんですね。
『うまれる』シリーズの第3作「オネエ産婦人科(仮)」では、
このような様々なセクシュアリティを持った方々が働く産婦人科を舞台にした
コメディ要素の多いフィクション・ドラマです。
執筆は順調で、完成までもうわずか。
今年の秋〜冬にサンマーク出版さんにて発売予定です。
もっともっと面白い話にすべく、伝わる作品にすべく、
ディスカッションも定期的に開催しています。
良かったら遊びに来てください〜☆
http://www.umareru.jp/brainstorming4.html
監督・父
豪田トモ
