こんにちは!
監督の豪田トモです!
現在、『うまれる』シリーズの第3作「オネエ産婦人科(仮)」の
小説執筆に取り組んでいますが、
本作では、
LGBT当事者の方々と僕らストレートの非当事者
の方々の間にかかる虹になるような作品を作りたい
なぁと願っています。
これを読んでいただいている方々の中には
「LGBTって聞いた事あるような、ないような気がするけど、いったい何のこと??」
と思っている方々もたくさんいらっしゃると思います。
正直に言って、
僕もつい数年前までは全く無知・無理解でした。
今でも実は良くわかっていないこと、
混同しちゃっていていることもありますし、
あるいは、知らず知らずのうちに持っていた偏見もあります。
今日は、非当事者の方々向けに、僕が学んだ、
「いまさら聞けないけどLGBTって何?」というお話を柔らかくお届けいたします!
●そもそも「LGBT」って何?
LGBTとは、
・レズビアン(L)
・ゲイ(G)
・バイセクシュアル(B)
・トランスジェンダー(T)
の方々の頭文字を取った総称で、
性的マイノリティの方々を限定的に指す言葉です。
簡単に説明しますと、
・レズビアン(L)とは→女性が好きな女性
・ゲイ(G)とは→男性が好きな男性
・バイセクシュアル(B)とは→男性も女性も好きな人
・トランスジェンダー(T)とは→身体の性別と心の性別が一致しない人
です。
レズビアンやゲイと聞くと「自分に関係がない・関心がない」「周りにいない」
という人も多いと思いますが、
2012年と2015年の電通総研の調査によると
【「性的マイノリティ」の方々は人口の5-7%くらい】
いらっしゃるそうです
(ちなみにほとんどがLGBの人で、
Tのトランスジェンダーの人たちは0.05%くらい)。
その他の無記名によるアンケートなどからも、
だいたいどの世界にもおよそ5%程度とも、
2〜10%くらいという統計もあります。
仮に計算しやすく5%としてみると、
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世界には約3.5億人、日本には、
約600万人〜650万人のLGBTの方々がいる
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という事になります。
約600万人という数字で言われてもピンと来ないと思いますが、
例えると、
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日本で最も多い名字のトップ4である
「佐藤」「田中」「高橋」「鈴木」さんを
全部合わせると約600万人くらい(笑)。
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で、
・ 福岡県(約509万)、北海道(約543万)、兵庫県(約554万)、
千葉県(約619万)の人口
・ 国で言うとデンマーク(約555万)、ヨルダン(約618万)、
シンガポール(約508万)の人口
が近い人数になりますので、そのくらい、実は
「ごく普通にいらっしゃる人たち」
という事になります
(ただ、差別や偏見を心配して周りに伝えていないだけ、なのだと思われます)。
5%と考えると20人に1人ですから、
・だいたい学校のクラスに1-2人はいて、
・20人以上の会社であれば1人はおり、
・そうなると自分の家族・親戚だけでなく、
・取引先や顧客にいてもおかしくないですし、
【子どもがLGBTの当事者である・なるという事は現在・今後、十分に考えられる】
と思います。
その時に、
【親としてどのように我が子を受け入れ、寄り添えるか】
という事も含めて、「どこか遠い国の話」ではなく、「自分事」として
考えられるようになると、少しだけでも、理解が深まっていくかもしれません。
長くなってきてしまったので、今日はここまでにします!
今後、「オネエ産婦人科(仮)」の発売に合わせて、
少しずつ性的マイノリティの方々のお話に関する情報発信をさせていただこうと思っています。
乞うご期待!
また、第三作目の「オネエ産婦人科(仮)」を
さらに面白く、伝わるストーリーにすべく、
【ディスカッションに参加いただける方を募集】
しています。
ある程度のストーリーを読んでいただいて、
「こういう展開があったらもっと面白いかも」
「これは誤解されるかもしれないからこんな風に表現を変更した方がいいかも」
「こういう要素を入れるともっと深くなるかも」
「これは自分が体験した事だけどとっても笑えるので使ってください!」
などなど、
皆さまのご意見・アイデアを聞かせていただきながら、
より「伝わる作品」を作っていきたいなぁと思っています。
ぜひ一緒に小説と映画を作りましょう!!
★ブレストミーティングの詳細とお申し込みはこちらから
http://www.umareru.jp/brainstorming4.html
監督・父
豪田トモ