こんにちは!
監督の豪田トモです!
『うまれる』シリーズ第3作の
小説&映画「オネエ産婦人科!?(仮)」は、
いよいよ物語の全貌が見え始めてきましたが、
見えないプレッシャー・重圧があるのでしょうか、
毎日のように、誰かに追いかけられる夢を見ています(^^;
さて、
本作は性的マイノリティの方々がたくさん登場されますが、
正直に申し上げると、
僕は当事者の方とお会いする2年くらい前まで、
ほとんど全く無知・無理解でした。
たくさんの書籍を読み、
たくさんの方々にお会いして、
いままで自分が全く分かってなかったなぁと思う事が多々ありましたが、
僕が最後まで混乱していたのが、
「ゲイ」と「オネエ」と「ニューハーフ」、
という言葉の定義の違い
でした。
もしかしたら「実は私もよく分からない」という方も
いらっしゃるかもしれないので、ご紹介させていただきますね。
「ゲイ」=「オネエ」!?
と思われている方も非常に多いかと思いますが、
全く別の方々です。
「ゲイ」の方々は、
================================
「身体の性」=男
「心の性」=男
「性的指向(性愛対象)」=男
================================
ですが、
ゲイの方々は身体と心の性に違和感があって
女性になりたいわけではありませんし、
ほとんどのゲイの方々は女性言葉を使いませんので、
「ゲイ」=「オネエ」ではないのです。
テレビでたくさんの「オネエ・タレント」と呼ばれる方々が
活躍されていますが、
「オネエ」というのは、
いわゆる、「オネエ言葉(自分のことを"アタシ"と言ったり、
○○よ〜、など、女性言葉をより強調した言葉)を使う人々」のことを言い、
・一部のゲイ
・一部の性同一性障害
の方々の中にいらっしゃいます。
ですから、
「オネエ言葉」を使わない男性的なゲイや、女装するだけのゲイは
「オネエ」とは呼びません。
身体は男性として産まれ、心は女性である性同一性障害の方々は、
「女性」として女性的な言葉を話しているので
「オネエ」と呼ばれる事を嬉しく思われないようです。
一方、
「ニューハーフ」という方々は
Wikiを借りますと、、、
「生物学的には男性なのに女性の恰好や仕草を売りにして
水商売や風俗店に従事する人」
を示す俗称だそうです。
ですので、ニューハーフと呼ばれる人の中には、
ゲイの人もいれば、性同一性障害(体は男性として生まれて来たけれど、
心が女性)の人もいるし、
ゲイの人のほとんどはニューハーフではなく、
性同一性障害のほとんどはニューハーフではありません。
逆に、ゲイや性同一性障害でなくても、
女装趣味の男性で女性の風貌をして水商売で働いている人は、
「ニューハーフ」と呼ばれるようです。
いかがですか??
違いをお分かりいただけましたでしょうか??(^^;
混乱しちゃいそうになりますが
(解釈は当事者の方々の中でも大きく異なったりするようなので、
この記述も100%正しいか分かりません。。。)、
性的マイノリティの方たちはみんな「オネエ」なのかな?
と誤解してしまっている人もいるかと思いますので、
ぜひ参考にしてみてください(^^)。
はぁ、書きまとめながら、僕が混乱した〜。
監督・父
豪田トモ