こんにちは、企画・監督の豪田トモです。
性的少数者の方々にとって
「性別をハッキリ分ける」現在の日本の学校には
「難関」がたくさんあるようです。
非当事者の僕らにとっては、ある意味「当然」とも思えるような
・トイレ
・更衣室
・体操着
・修学旅行の部屋/お風呂
などで「どうしたらいいのだろう?」と悩む場面が多々あるようです。
特に対応をしなければならないのが、
やはり精神的な部分でしょう。
多くの非当事者の子ども達にとって、
性的少数者は「存在はしない事」もしくは「普通とは逸脱した人」
になっているので、
・非当事者は知らずのうちに差別・偏見的言動をしている
・当事者はイジメを恐れて、嘘を付き・別の自分を演じ続ければならない
のです。
例えば、これは子どもだけに限りませんが、
「ヘンタイ」
「気持ち悪い」
と言われる事は、誰にとっても究極の侮辱だと思うのです。
僕も小学校の頃に無視という集団いじめを受けて、
友達に受け入れられない事の苦しみ、
しばらく経ってから再び仲間として受け入れられた時の安堵感、
そして、もう二度と孤立したくないという恐れから様々な場面で
自分を偽る必要が出てきたので、
性的少数者の方々の恐れは、またちょっと違うとは思いますが、
少しだけ理解できる気がします。
ちなみに、
学校に限らず、
性的少数者の方々に対する差別的発言には以下のようなものがあるので、
「いつ・誰が聞いているか分からない」と思って、
頭の片隅に入れておいてください。
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注意!! 性的少数者の方々に対する差別的発言
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「男(女)らしくしなさい」
「なんで結婚しないの?」
「彼女(彼氏)いないの?」
「あの人、オネエっぽくない?」
「レズとかゲイって好き者なんだよね?」
「(手の甲を頬に当てて)こっちの人?」
「オレの事、襲うなよ!」
(異性愛と同じく、当然のことながら相手を選びます)
「エイズ、うつすなよ?」
などなどは当事者の方々にとっては
とても不快な言葉・態度になるようです。
僕自身、こういった事を知らなかったので、
おそらく今まで無意識のうちにやってきてしまったのだろうと、
いまはとても反省しています。
ただ、
マイノリティに関しては、
知らないと差別、偏見、イジメにつながっていく可能性があるので
(これは性的な事に限りませんが)、
僕は学校教育の中でLGBTについて情報開示していく
必要があるんじゃないかなぁ、と強く思います。
誰も我が子をイジメの張本人にしたくないですよね。。。
監督・父
豪田トモ