こんにちは、プロデューサーの牛山朋子です。
みなさん、「放課後NPOアフタースクール」ってご存知ですか?
子どもが小学校にあがると、共働きのおうちでは、
小1の壁、小4の壁、と言われる問題が、あっという間に
浮上してきます。
●小1の壁というのは、
・ 保育園の待機児童問題と同様に、学童の枠が足りなくて入れない
※東京都など都心の学童設置率は比較的高いのですが、
設置率最下位の高知県などは49%と、半数以上の子供たちが
学童に入れないという状況です。
という物理的な問題と、
・ 学童保育の質の低下
※ 学童クラブの指導員と呼ばれるスタッフの方々は、3年間で
半数が入れ替わるのが現状。この一番の原因は、劣悪な待遇で、
半数以上の指導員さんの年収は、150万円未満と言われています。
待遇が改善されない以上、いい人材を確保し、継続してもらう
ことが難しいのです。
質的な問題があります。
● 小4の壁とは、
学童施設の多くが、小学3年生までとなっており、4年生になった途端に、
子どもたちの放課後の居場所や預け先がなくなってしまうため、
母親が、仕事と子育ての両立を断念し、仕事をやめざるを得ない場合が
多いことを言います。
そんな中、代表理事の平岩国泰さん率いる「放課後NPOアフタースクール」は、
子どもたちが、たくさんのことを学べる時間である、小学校の放課後の時間を、
「ゲームより楽しく、塾より学べる放課後を!」
というスローガンのもと、
安全で移動の手間がない学校施設を活用して、子どもたちの放課後の
居場所を作るとともに、地域の方々が「市民先生」として
子どもたちに多様な体験を提供してくれています。
学ぶ内容は様々で、
近所のレストランのシェフが、お料理教室を開催したり、
大学院生が来て科学の実験を一緒に体験したり、
大工さんと一緒に1年間かけて、本物の家!をつくったり、、、
サッカーや野球(もとヤクルトの古田選手も市民先生として
いらっしゃっていました!)、ダンスなどのスポーツから、
学校の授業では聞くことのできない"学び"(南極探検隊の方に
現地の話を聞いたり、いのちの授業を聞いたり、弁護士さんと
一緒に模擬裁判を体験したり、、、)まで、
プログラムは多岐に渡っています。
たくさんあるだけでなく、とーーーっても楽しそう!
学校をそのまま利用していることもあって、
すべての学校(特に公立小学校。。。)に導入するのはなかなか難しいようですが、
代表の平岩さんをはじめ、スタッフのみなさんの努力で、
アフタースクール15校以上開校、
50以上の小学校にプログラムを提供、
という実績になってきているそうです。
★放課後NPOアフタースクール
http://npoafterschool.org/
こんな学童があったら、絶対に入れたいなぁ。
娘の行く予定の学校にぜひ導入してほしい、、、です。
さて、この「放課後NPOアフタースクール」のアドバイザリーボードに、
監督のトモが名前を連ねさせていただくことになりました。
http://npoafterschool.org/about/director-advisor/
絶対的に応援している活動ですので、
1校でも多くの学校に導入できるよう、応援していきたいと思います!