こんにちは!
監督の豪田トモです!
『うまれる』シリーズ第3作の小説&映画『オネエ産婦人科!?(仮)』は、
現在、がんばって執筆活動を続けておりますが、
いよいよ物語の全貌が見えてきました。
この『オネエ産婦人科!?(仮)』は、
産婦人科を舞台にしたコメディ・ドラマで、
いろいろな命の物語が繰り広げられていきますが、
性的マイノリティ(LGBT)と呼ばれる方たちも何人か重要な役割で登場します。
【同性同士で子どもを持つこと】
ということも、たくさんのテーマのうち1つに入っているのですが、
そもそも、同性同士で結婚すること、ということは
どういうことなのでしょうか?
現在の日本では男性同士、女性同士の、
いわゆる「同性婚」は
法的に認められていません
(正しくは「想定されていない」状態?)。
世界の状況は?というと、
2001年にオランダで初めて施行されて以来、
世界ではここ10年で一気に進み、
昨年、州ごとに制定されるアメリカでも同性婚が全面的に認められ、
世界の主要な国のほとんどで同性婚やそれに準ずる法律が
整備されています。
経済大国で同性婚が認められていないのは
日本、中国、台湾、ロシア、インド、韓国
くらいです。
※ 中東・アフリカでは認められていないところがほとんどですが。
そもそも、同性婚を認めない、とする理由に、
同性婚を認めたら、
「少子化が進む!」
「人類が滅亡する!」
という議論、懸念があります。
確かに、同性同士2人だけでは子どもを生むことができませんが、
【既に同性婚を認めている国の統計を見ると、同性婚と少子化は関係がない】
ことは、数字的にも出ています(データは割愛します)。
そもそも少子化の原因は
・晩婚化、晩産化などの時代の流れだったり、
・出産・子育てのサポートへの少なさだったり、
・ 生涯教育の中で「子育ての素晴らしさと難しさ」を教えられて
こない事だったり、
様々な要因が複雑に絡み合っていて、
同性婚を禁止したら少子化が解決・改善するわけではありません。
結婚しない方々が、既に20-30%いる現在、
5%程度の性的マイノリティの方々の動向が「人類の滅亡」に至るまで
影響を与えるとも思えません。
そもそも、子どもを産まない・子孫を残さない人たちが
「不自然な存在」ではないし、当然、社会に存在する価値が
ないわけはないですよね。
★ 性的マイノリティは神の摂理に反する不自然な存在なのか?
http://www.umareru.jp/blog/2016/08/30.html
いわゆる一般社会で言われる「男性」「女性」「パートナー」とは
少し異なる存在だからこそ、当事者には考えつかないような
アイデアや問題解決策、アート、カルチャーを提供してくれる人たちもいるでしょうし、
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子どもを産まない方だからこそ、
社会に貢献できる事がたくさんある
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んじゃないかなぁと思うのです。
存在する価値のない人はいません。
誰もが、社会的にも認められた上で、
愛する人と一緒に人生を送ることができる社会になると
いいな、と思っています。
命の物語『オネエ産婦人科!?(仮)』をお楽しみに〜。