こんにちは、プロデューサーの牛山朋子です。
みなさん、今年は、紅葉を楽しまれましたか?
私たちはつい先日、嵐山に行く機会があり、最高の日本美を堪能してきました。
今回は年に1度の親孝行旅行と称して、大人5人による嵐山観光でしたが、
嵐山では、尊敬する染色作家の奥田祐斎さんの工房に
お邪魔させていただきました。
祐斎さんの工房は桂川を望む、紅葉が最も体感できる超ド真ん中にあり、
通常のように紅葉を外から見るのではなく、「中から体験する」と言った造りになっています。
何度も京都は観光に訪れたことのあった私たちの親も、
かつて天皇の別荘だったと言う祐斎さんの工房やど迫力の紅葉の
すべてに感動して、大興奮でした。
監督の豪田トモが祐斎さんとお会いしたのは、かれこれ8年前。
ある撮影でお邪魔させていただきましたが、
染めに対する想いや姿勢、佇まい、クリエイティビティ、
そして、芸術家として、人間としての生き方そのものにいたく感激して、
以来、毎年のように訪問し、今でも親しくさせていただいています。
実は、この祐斎さんのホームページは、
豪田トモの方でプロデュースさせていただきました
(デザインは『うまれる』もやっていただいたデザインエイエムの溝田さん)。
トモは2作目の『ずっと、いっしょ。』公開後、
昨年の春から秋にかけて
たっぷりと第2育休を取って、
愛娘と一緒に、パン教室に行ったり、潮干狩りに連れて行ったり、
馬に乗ったり、野生の熊やクジラを見に行ったり、
楽しい体験をしており、
★ 第二育休に関するブログ記事
http://www.umareru.jp/blog/cat397/
その間に一人で高野山にこもったりもしていたんですが、
帰り道に立ち寄った嵐山で夜な夜な祐斎さんと呑んでいる時に
「ホームページをカッコ良くしたいんだけど、
どうしたらいいか分からない。」
とおっしゃっていた事から、
「俺、いま休んでるから手伝いますよ。」
と、ひょんな事から、祐斎さんのホームページづくりのプロデュースを
ボランティアで行う事になりました。
実はトモは映画の修行に出る前の20代後半、
まだネット創世記の頃にホームページのプロデュースをする仕事をしていたので、
今回のお手伝いは昔取った杵柄といった感じだったようです。
監督と言うとクリエイティブ面ばかりが注目されますが、
全体をまとめる調整能力やコミュニケーション能力も同じくらい求められます。
そういった面では、
トモはホームページ作りからも映画作りの基礎を学んでいたのかな、
と思ったりします。
妻でありプロデューサーの私的には
ちゃんと「お金をもらってよ」って思うところもあるんですが(笑)、
トモは自分の心が動けばお金に関係なく動いてしまうところがあります。
と書くと「うちもボランティアで!」と
お誘いいただいても困るんですが(笑)、
トモは「報酬」というものには、
「お金」だけじゃなくて、
「お世話になっている事」とか
「人生について大切な事を教えてもらう事」とか
「クリエイティブの刺激をもらう事」とか
色んなタイプの「報酬」があると思っているらしく、
今回のホームページ作りのお手伝いも
そういう意味では「赤字じゃないよ」と言い張っています(笑)。
こちらのホームページは
日本を代表する染色作家である奥田祐斎さんの素晴らしい世界を垣間みれる
素晴らしいページとなっていますので
ぜひ、一度のぞいてみてください。
★ 染色作家「祐斎 yusai」
http://yumeyusai.jp/
★ デザインをしていただいたデザインエイエムさん
http://designam.co.jp/
それにしても、今年の紅葉は素晴らしかった〜。