こんにちは!
監督の豪田トモです!
毎年恒例(?)の昨年観た映画&テレビで
個人的に良かったなぁと思う作品をご紹介させていただきまーす。
※2016年に「公開」したものではなく、2016年に「鑑賞」した
ものなので旧作も含まれます。
No. 1 「サウルの息子」
まず去年のナンバーワンは何と初めて観たハンガリー映画!!
ホロコーストを徹底的にリアリズムに乗っ取って描いた作品なので
一般向きではありませんが、
技術的に、驚愕するくらい凄いです。
店の前に立てばだいたいの売上が分かる経営コンサルタントと同様、
映画を作る人は最初の5分を観れば全体的なクオリティが
何となく分かったりしますが、
アカデミー賞外国語映画賞など
世界中の賞を総ナメにしている理由が最初の数分ですぐに分かるくらい、
圧倒的です。
娯楽性が全くないので多くの人に伝わらないのが残念ですが、
映画マニアを自称する方はぜひ観てみてください☆
2012年度にベスト3に選ばせてもらった「モテキ」(2011)の大根仁監督の
本作は、芸術性と娯楽性が豊かに融合したクリエイティブな一本。
漫画「少年ジャンプ」をモチーフにしているので
どちらかと言うと「男の子映画」に近いかもしれませんが、
過去にジャンプにハマった男の子達は、
時を経て新たな生き物として生まれ変わった「ジャンプ魂」に
酔いしれる事と思います☆
大根監督の才能を少しでも僕に分けて欲しい!!(笑)
No. 3 「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」世界的なドキュメンタリー・ブームの流れを作ったマイケル・ムーア監督の
最新作はあまり話題にならなかったので、どんな感じかなぁと
少し警戒しながら観たのですが、
やっぱり才能ある人は違いますね〜。
「自分の主張に説得力を持たせるためのインタビューであり
映像でありドキュメンタリーである」
という作りは、一部から反感をかいそうな感じもしますが、
これは結局、その主張に共感すれば◎、しなければ×、という話で、
「世界には僕らが知らないたくさんの素晴らしい政策があるよ」
「常識を疑おうよ」
「みんなで主張をすれば社会を変えられるよ」
という本作の主張に僕は大いに共感したので、
個人的には◎でした。
・会社の昼休みが2時間あって年間の有給休暇が8週間もあるイタリア
・宿題をなくしたのに世界一の教育国家になったフィンランド
・世界初の女性大統領を生み、男女平等を高いレベルで実現する事で
社会を活性化しているアイスランド
・学校給食を「フルコース」にしてジャンクフードを
一掃するなど食育を推進するフランス
・大学の授業料が無料のスロベニア
・週の労働時間がわずか36時間で、
退社後に上司が部下に連絡する事を法律で禁じるドイツ
などなど、
日本にも取り入れられる目から鱗の政策が目白押し。
実は数年前に似たようなコンセプトの映画を
北欧で作ろうと思っていた事がありますが
(いまでも消えていませんがまだご縁がなく、、、)、
マイケル・ムーア監督は僕が考えるよりも遥かにスケール豊かに
見事な「自己主張映画」を作り上げました。
子ども達のためにも日本にもっと良い国・社会になって欲しい、
と願う方々は必見の映画です☆
その他、面白かった、もしくは作品として一見の価値ありの
映画・テレビを以下にご紹介しまーす
(イメージとしては5点中4点と5点の作品って感じです)。
※ 順不同です。
■ 洋画
ショート・ターム
バーレスク
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
ナイト・クローラー
ブリッジ・オブ・スパイ
リリーのすべて
パレードへようこそ
ジュラシック・ワールド
マイ・マザー
ドローン・オブ・ウォー
マイ・インターン
クリード チャンプを継ぐ男"
ヒトラーの贋札
ストレイト・アウタ・コンプトン
恋するリベラーチェ
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
■ 邦画
ピース オブ ケイク
ヒメアノ〜ル
福福荘の福ちゃん
幕が上がる
イニシエーションラブ
ハッシュ!
横道世之介
シンゴジラ
怒り
ビリギャル
■ アジア映画
中国の植物学者の娘たち
最愛の子
ハーモニー 心をつなぐ歌
■ アニメ
ズートピア
■ テレビ
ウォーキング・デッド シーズン6
ベター・コール・ソウル シーズン1&2
皆、作り手が一生懸命、魂を込めて作られた事が伺える作品です!
参考になれば、幸いです。
これまでのおススメ映画はコチラからご参考くださーい。
★ 2015年のベスト映画
http://www.umareru.jp/blog/2016/01/2015tv.html
★ 2014年のベスト映画
http://www.umareru.jp/blog/2015/01/2014-1.html
★ 2013年のベスト映画
http://www.umareru.jp/blog/2013/12/2013-4.html
★ 2012年のベスト映画
http://www.umareru.jp/blog/2013/01/2012.html
★ 2011年のベスト映画
http://www.umareru.jp/blog/2012/01/2011.html
★ 2010年のベスト映画
http://www.umareru.jp/blog/2011/01/2010-4.html
監督・父
豪田トモ