こんにちは!
監督の豪田トモです!
子どもって可愛いですよね〜。
こういう可愛らしさって、一体、どこから来るのでしょうか?
僕はこの
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子どもの可愛さって、
大人から見た「不可思議さ」から来る
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んじゃないかなぁと思っています。
もちろん、ビジュアル的な可愛さもあります。
可愛いっしょ???
でも、ビジュアル的な可愛さだけだったら
動物にもあるわけだし、
二次元のキャラだってビジュアル的に可愛い。
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子どもは「社会的な文脈」を持ちません。
相手に気を使う事もあまりありません。
だからこそ、
大人の女性であれば誰もが気にする「ほうれい線」も、
「お顔になにかついてるよ」
とか平気で言っちゃう(笑)。
保育園で同じクラスのお友達と喧嘩をして、
「 俺の方が年上だぞ!」とか言っちゃうし、
ドライブ中に突然、「あー、家来がほしい」とか言う。
僕らはこういう「理解を超えた不可思議さ」を
「可愛いぞ、おい!!」
と思うんじゃないでしょうか。
思えば、
本当の意味で子どもの可愛らしさを描いた映画、そして芸術、エンターテインメントはあまり見た事がありません。
常に描かれるのは、「大人から見た子ども」で、誤解を与える書き方をすれば、
「大人が解釈した都合の良い子どもの姿」
である事も多いようにも思います。
(その中で「はじめてのおつかい」は世界に誇れる素晴らしい日本の作品だと思っています!!!)
それはもちろん、大人が描く作品である以上、そういう要素は割けられないのはクリエイターとして理解できる事ではあるんですが、
じゃあ、子どもがどうして不可思議な言動をするのか、
とことんまで突き詰めた作品や物語はあったでしょうか?
子どもは立派な人間です。
言動には常に理由、背景、意味があります。
子どもの頃は誰もが持っているけど、大きくなるにつれて、いつの間にかなくなっていってしまう、
子ども特有の面白くて、びっくりするような発想や思考。
子育てをしていると、
忙しさとストレスから、その面白くて楽しい発言も、
ついつい、聞き流してしまったりしていませんか?
怒ったり、叱ったりするばかりで、
子どもの言い分や話を聞けないことはありませんか?
子育て中の親御さんにはよくある事だと思いますが、
雨の日もしくは雨上がりに子どもと歩いていると、
水たまりにビチャーって飛び込んだりしませんか?
長靴を履いてたらまだいいけど、
そうでない時なんか靴も靴下もズボンも汚れて困りますよね。
これは先日のブログにも書きましたが、
これ、ある時、娘に理由を聞いてみたんです。
そうしたら、
みずたまりでれんしゅうしているからだしね」
って書いてました。
水たまりで練習って。。。(笑)。
あと、
うちの娘は食事中にすぐ席を立つので
理由を聞いてみたんです。
って言うんです。
スタッフの5歳のお子さんは
「お人形といっしょに食べたくなって、連れて来たくなっちゃうから」
って答えていたそうです。
僕は理由を聞いてみるまで、
単に
「子どもは集中力がないから」
だと思っていました。
もしくは
「特に意味はない。だって子どもだから。」
と思っていました。
でも、違うんです。
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子どもは子どもなりに世界を見ていて、
子どもなりの文脈に基づいて行動している
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んですよね。
この映画では、
子どもに
「なんで水たまりがあると入っちゃうの?」
「なんですぐに色んな用意が出来ないの?」
「なんでそんなにご飯を食べるのに時間がかかるの?」
「なんで目的地に行くまでに寄り道ばっかりするの?」
「なんでお風呂の後にすぐ服を着ないの?」
「なんで鼻をほじってばっかりなの?」
など、ほぼ100%の親たちが疑問に思う内容を
子どもたちに投げかけ、自由闊達に話し合う様子を撮影していく予定です。
「なぜ生まれてきたのか?」
「親に求めていることは何か?」
「家族って何?」
など、ちょっと深い話も投げかけてみたいなと思っています。
そこから、
子どもの可愛さを解析して、
「子どもを育てる」という事に向き合った作品って、
いままでなかったんじゃないかと思うんです。
僕自身、この春から小学生になる娘を育てさせてもらっていますが、
子育てというのはホントーーに大変です(よね〜!!!)。
「可愛い〜」だけではやっていられない部分もありますよね。
でも一方で、
子育てを楽しいと思い、
やりがいに感じ、
幸せを与えてくれるのは、
子どもの笑顔であり、
予想を超えた摩訶不思議な言動でもあったりする。
このギャップを親がちょっとの余裕を持って受け入れられたら、
もっともっと、子育てが楽しくなるし、
もっともっと、親も子も幸せになれる、
んじゃないかなぁと思うんです。
そんな作品を、
僕は魂を込めて作りたいと思っています。
皆さま、どうぞ応援してください!!
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皆さま、ぜひ映画作りにご参加ください!!
監督・父
豪田トモ