こんにちは!
監督の豪田トモです!
親の不在や虐待などから家庭で暮らせない子どもを育てる
養育里親に関し、
性的少数者(LGBT)のカップルであっても、
一定の要件を満たせば、里親として認定する意向を群馬県が明らかにしました。
里親制度はこれまで、原則的には夫婦を前提とする見解が強く、
同性カップルを認定することには消極的でしたが、
昨年末には、大阪市で男性カップルを里親に認定した例も出て来て、
今回、"県"が初めて認定に前向きな姿勢を示したそうです。
http://www.umareru.jp/blog/2017/05/19.html
僕は長らく、親子の愛着について調べてきていますが、
===================================================
子どもにとって大事なのは、性別というカテゴリーではなくて、
どのくらい愛され、認められて育つか、という事
===================================================
だと確信を持って思っているので、
門戸が解放されるという事自体は子どもにとって良い事だと思います
(里親の認定方法はあまりにも簡単なので
個人的には見直す必要があるとは思いますが、これはまた別の話として。。。)。
アメリカでは
既に1970年代から同性カップルによる子育ての歴史が始まり、
2013年の報告によると、
同性カップル約70万組のうち、
11万組弱が18歳以下の子どもを育てており、
この10年間で子どもを育てる同性カップルは倍増しています。
同性カップルに育てられた子どもの中には、
既に社会に出て自分の家族を作り始めている人たちも多々いますので
研究も進んでいるのですが、
2005年にアメリカ心理学会が発表した報告書によると、
=====================================================
レズビアンもしくはゲイが親に適していない事を示す根拠はないし、
同性カップルに育てられた子が異性カップルに育てられた子に比べて、
情緒、認知、社会性、性的な発達などで
不利益を被っている事を示す証拠はない
=====================================================
としています。
育ててくれた人が、2人のパパ、2人のママ、だったとしても
愛情をたっぷり受け、自分の存在そのものを
受け入れてもらって育った子ども達は、
間違いなく、周りにも愛情と癒しと支えを提供できる大人に育っていきます。
一方、
【社会的養護を必要とする子どもは全国で約4万6千人】
近くいます。
きっと色んな壁があるかとは思いますが、
家庭を待っている子ども達と
子どもを望む全てのカップルに
素敵な出会いが訪れることを願っています!
監督・父
豪田トモ