こんにちは。豪田トモです。
先日、小説が完成に近づいたものの、
担当編集さんに
「トモさん、3冊分書いちゃってるよ!」
と言われたお話を
プロデューサーの奥さんが書かせていただきした。
★ ブログ「3冊分書いちゃってるね」と言われてしまいました(^^;
http://www.umareru.jp/blog/2017/09/4.html
第一稿は盛り気味に書いていたので、
後で「贅肉」を落としてダイエットしなきゃいけないのは自覚していましたが、
【65%削るのは想定外!!】でした。
もうダイエットの領域超えてるじゃん!!
読みながらアハハ〜と思ってる皆さん、
もう笑うしかない!!
一緒に笑って〜☆
なぜこんな事態になったのかと言うと、
・ 文字数・行数・ページ数を編集さんにきちんと確認しないで、
とにかく書きまくっていた
・ ワードではなくエクセルで書くという特殊な行程を踏んでいたために
ボリュームが分からなくなってしまっていた
・小説に関してド素人(苦笑)
という3点が主な理由として考えられます。
いくら面白くても、
「長さ」というものがあるんですよね。
それは映画も同じなのに、
なぜか小説を書くという点に関しては、
その基本中の基本をすっかり忘れていました。
先日、20人の方に事前視読をしていただきましたが、
3冊分も読んでいただきました。。。
医療者の皆さまにも原稿をチェックいただいてきましたが、
多くはカットしなきゃいけない事に。。。
すべては僕の責任です。
とは言え、
前を向かなきゃいけない、
最終的には良い作品を出す事が恩返しだー!
と思い直し、
落ち込む間もなく、
さっそくカット作業に着手っ。
3分の2を削るとなると、
大胆に、そして冷酷にならないといけません。
ダイエットっていうか、
もう手術しなきゃいけないくらい(笑)。
必死になって作り出したキャラクターやエピソードの多くが
墓場行きになり、葬儀も満足にあげられない事態に「ごめんよ〜。。。」と
泣きそうになりながら2日間かけて削りまくり、
文字数をカウントしてみたところ、、、、
まだ2冊分ある。。。
。。。。
数字を見た時は思わず二度見してしまいました。
ウソだろ!?と。。。
仕方がない! もう一回カットだ!
もっとダイエットすれば、もっと多くの人に読んでもらえるはずだ!
と前向きに再チャレンジ。
ただ、
カット作業というのは、
そう単純でもなく、
「残った前後のつなぎあわせ」
に結構な時間がかかります。
「これカットしたら後でとう辻褄を合わせるんだろう?」
という不安はバンバンありましたが、
それは後で考える、として、
まずは長さを整えてから考えよう、
と、再度削ったものの。。。
まだ1.5冊分。。。
これ以上削るとなると、
一生懸命考えて来た主要なストーリーを
もう少し短くなるような、「別のストーリー」に
変更しなきゃいけなくなる可能性も。。。
傑作アニメの「ズートピア」で例えると、
「行方不明事件の捜査をする」という部分を
全く別のものに変更するような、
「ナウシカ」でいうと、
「トルメキア軍が出ないパターン」を考えなきゃいけないような、
そんな感じです。
いずれにしろ、
スケジュールの再変更は避けられないでしょう。。。
出版社さんにもご迷惑がかかります。。。
そう考えると、
もうズドーンと落ち込んでしまいます。
マラソンで言うと、
ゴールが見えてくるスタジアムが触れられるほどの距離にあったのに、
急に目を細めてしか見えないような場所に
遠のいてしまった感じです。
あと一歩ってところで
ゴールが遠のくって、、、
精神的に堪えますね。
あれだけ
考えて考えて、
相談して相談して、
調べて調べて、
書いて書いて
ってナンだったんだろう???って。
2年もかけてやってきたのに、
冷静になって取り組んでいれば
1年前には終わってたんじゃないの???
なんでもっとスマートにできないのかなぁ。。。
とか、考えてしまいます。
自分の無能さを知られるのは恥ずかしいですが、
もう、やってしまったものは、しょうがない。
でも、
事前に「3冊分」読んでくださった皆さまには
「概ねの方向性」は強くご支持いただいたので、
そこを励みに、
少し休んで、
もう一度、見つめ直して原点に立ち返り、
また意欲が湧き出て来るのを待ちます。
ご迷惑をおかけした皆さま、すみません。。。
ちょっと休みます。。。
すべては最良の結果になると信じて。。。
監督・父
豪田トモ