体験談より:「10年後の自分」

30歳で結婚して、今年で39歳。

結婚披露宴での『10年後の自分は?』の質問に
『肝っ玉母ちゃん』と答えた自分。

タイミング療法から始まり、5回?、6回の体外受精も撃沈
(もう数もわからなくなってきた)。

そのうち2度は妊娠反応があったが、
胎嚢確認することなく、自然に出てくるのを待つ日々。

いつまでチャレンジすればいいのか。
お金はどうする。
仕事は?
あんの野郎、あんな事言いやがって。

様々な気持ちが、常に湧き上がってくる。

このまま子供ができなければ、お墓はどうするのかなぁ。。。
できれば夫より先にあの世へ失礼したい(誰かに看取られたい)。

などと
随分先のことまで考えてしまう時もある。

肝っ玉母ちゃんどころか、今は半年以上通院もしていない。

次もだめだったらどうしよう。
そんな肝っ玉の小さい自分がいる。

そもそも人間としてどこか欠陥があるから、
うちには来てくれないのではいか、
と思うこともある。

周りは2人3人とポコポコ生まれて、子育ての話も楽しそう。

私がその場にいたら、
気兼ねなく子育ての話ができないのではないだろうか。
そんなことを考え、集まりにも足が遠のく。

かと言って、今の生活が楽しくないわけでもない。
こどもがいたら絶対にできていないだろう事も
たくさんさせてもらっている。

別にこどもがいなくてもいいんじゃないか、
とさえ思う時もある。

わからない。
先のことなどわからない。

10年後の49歳の自分が
ちゃんと幸せを感じてればそれでいいと思う。

ぐーるぐる さん

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★ 映画『うまれる』の体験談より
http://www.umareru.jp/experience/

★ 「不妊治療の現場」に関するブログはこちら
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