「コウノドリ2」の第八話は白川先生(坂口健太郎)の
驕りと成長のお話でしたね。
「自分の能力を過信して調子に乗ってしまう」
というのは割と誰にでもあるのではないでしょうかね??
僕なんかしょっちゅうだしね(笑)。
特に愛着トラウマを持った人に多い傾向があるように思いますが、
それはまた別の話ってことで置いておいて、、、
さて今回のお話は
「向き合うことの大切さ」が肝だったような気がしています。
判断ミスによって
赤ちゃんのいのちを危険にさらしてしまった白川先生は、
赤ちゃんの父親に激しく叱責されます。
へこんだ白川先生は
搬送する救急車に、別の医師にその夫婦と同乗してもらうよう頼みます。
つまり、逃げよう・避けようとしてしまうんですね。
そりゃあ居心地が悪いですし、
相手もイヤだろうなって思いますからね。
でも上司の今橋先生(大森南朋)に
「責任をもって最後まで見届けなさい!」と声を荒げて叱られます。
踏んだり蹴ったりです(苦笑)。
その後、
何とか赤ちゃんは持ち直します。
退院する時に両親とすれ違った白川先生は、
そのまま通り過ぎようとしますが、
振り向いて呼び止め、
「力及ばず申し訳ありませんでした。」
と頭を下げて謝ります。
この時、
白川先生は何もせずにそのまま業務に戻ることも出来たし、
わざわざ冷たい視線を送る両親を呼び止めてまで
謝らなくても良かった。
でも、しっかりと向き合って謝る。
人としての責任の果たし方の一つだと思います。
実は僕の映画では、
「向き合うことの大切さ」を裏テーマの一つにしています。
生まれてくるいのちに、
亡くなってしまったいのちに、
亡くなり往くいのちに、
障がいを持つ子どもに、
血のつながらない子どもに、
望んだものの子どもが授からなかった人生に、
一人遺された人生に、
夫婦関係に、、、
「向き合う」ということが「生きる」ということの
一つの側面なんじゃないかな、と。
何かが起きたときに、
見ないフリをする、逃げる・避けることは簡単です。
でも、
楽な道を選んだから人生が楽になるってことは、
残念ながら少ない。
ただ先延ばしにしているだけ。
積み重ねていって重くなったところでドーン!
ということはよくありますね。
「向き合う」
ということは過小評価されていますけれど、
人生において本当に大切なテーマだと思っています。
奥さんの話を聞く。
夫婦喧嘩はその日の間に解決する。
子どもが話したがっている時は聞く。
必要があればすぐに謝る。
こういうのも「向き合う」ということの一つ。
正直、メンド臭いところもありますけどね(笑)。
でも、
こういう一つ一つの積み重ねだと思うんです、
大切なものを守ることって。
それにしても、
みんなペルソナを辞めていきますな〜(笑)。
来週はしのりんパパ、危機一髪!ですね!
どうなりますやら☆
監督・父
豪田トモ