体験談:仮死で、低体重で、肺機能不全で、生まれた息子の成長

妊娠がわかったとき、中間管理職でした。

安定期に入る前、忙しい時で、少し無理をしました。
つわりのときは具合悪くて仕事がのばしのばしになっていて、
もう伸ばせないな、と思ったからです。

28週に入る前、それまで行ってた個人院から、
「子供が少し小さい」という理由で周産期専門病院へ。

ハイリスクを受ける病院なので、細々と検査され、
2回目の受診で胎児の徐脈と「妊娠性高血圧」「胎児発育不全」の診断で
管理入院になりました。

毎日、病院のベッドで「私が無理したから...。」と
妊娠中の自分を責めて責めてました。

37週になってすぐ、陣痛がきて、そのまま出産に。

なかなか破水せず、
そのうちに小さかった息子はストレスに耐えられず、
心拍が落ちるように...。

私の意識も薄れてきて、
後からわかったのは早期胎盤剥離を起こしてしまったとのことでした。

緊急帝王切開に切り替え、意識も絶え絶えに手術台に。

新生児科ドクターも待機して、
産科の副部長ドクターも待機、手術で息子が生まれました。

産声はありませんでした。

けれど、

副部長ドクターが
「大丈夫!!この子、目が開いてるから!新生児科へ!」と叫び、

それを聞いてそのまま私も意識がなくなりました。

目が覚めたら数時間たっていて、
個室の病室にあれこれ管がつながれて寝てました。

息子にあえたのはその数時間後。

1760gで生まれた息子、
仮死で低体重で肺機能不全でしたが、
在胎週数がしっかりあったせいか、
生まれて数日で回復しました。

MRIで脳出血もわかりました。

後遺症は残るかもしれない、と言われながら、
1ヶ月で退院し、1歳からは保育園に行きだし、
今やその影はどこ?というほど元気な息子。

今年は年少になりました。

自分のはじめての出産がこんなオンパレードになるなんて思いもせず、
なかなか二人目に踏み切れなかったですが、
ようやく二人目がほしいなと思うようになりました。

(投稿者:ドロシー さん)
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