「受援力」って言葉、知ってますか?
「受援力」とは、「援助を求められる力」。
現在製作中の
ワンオペ育児や現代のママを取り巻く子育てなどをテーマに製作をすすめている
ドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか?』の撮影時に、
日本助産師会・会長の山本詩子先生に
教えていただいたのですが、
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困っているから助けてほしい、手伝ってほしい、と
人に援助を求めることができ、
助けてもらった時には、
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え、
そして、助けを求められた時には
気持ちよく手を差し伸べる力
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のことを言うそうです
(人によって多少、定義は異なると思いますが)。
元々は、被災地でボランティアなどの支援や救援を受け入れることを
指したようですが、これは子育てだけでなく、
様々な社会問題にも共通のテーマのような気もします。
最近、産後うつ経験者のママを
50人ほど取材させていただきましたが、
中にはうまく「受援力」を発揮できず、
結果として、孤独な育児をせざるを得なくなり、
追いつめられ、病気になってしまった、、、
という方々の姿も浮かび上がってきました。
ついつい、「周りに迷惑がかかっちゃうんじゃないかなー?」と
がんばるママたちは、助けを求めることに躊躇しがち。
でも、逆に「受援力」を出すことで、
生まれるつながりや絆もあるかもしれない。
一人のママが言っていたことが印象に残っています。
「家族に迷惑かけないように、
周りに迷惑をかけないように、
ずーっと、ずーっと頑張っていたら、
逆に周りに大迷惑になってしまった」
と。。。
人は一人では生きていけない。
だからこそ、「受援力」を発揮して、
助け、助けられる関係性を築くことで、
子どもがすくすくと育っていく部分もあるような気がします。
★ドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか?(仮)』の詳細はこちら
http://www.umareru.jp/sangoutsu.html
監督・父
豪田トモ
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http://www.umareru.jp/blog/2018/04/27.html