子どもに親の病気を伝えるということ

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※朋子とまだ小さい頃の詩草

妻の朋子に脳動脈瘤が見つかり、
開頭手術を受けることになったと

先日ご報告させていただきましたが、
そのために3週間〜1ヶ月ほど入院することになりました。

一番不安で心配なのは妻本人ですが、

今でも一緒にくっついて、おっぱいをまさぐりながら寝ている(^^; 
小学校2年生の娘・詩草(しぐさ)にとっても、

こんなに長い期間、離れて生活するなんていうことは

超〜 一大事!

「親が病気で入院する」

なんて聞いたら、
当然、動揺するだろうし、精神的に不安定になってしまう可能性もある。

以前、がん闘病の取材・撮影をしていた時、

親の病気を子どもは子どもで様々な形で受け止めていることを
目の当たりにしていました

(こちらは映画にはなっていませんが、
いつか作りたいと思っているテーマの一つです)。

どんなタイミングで
どのように話をするか、

いろいろとリサーチし、
妻とも話し合いを重ねてきました。

もちろん、ご家族ごとのお考えはあるかと思いますが、
「伝えない」というのはあまり理想的でない方法で、

子どもは

「家族の一員と思ってもらえなかった」
「自分を信じてもらえなかった」

など、後々にまで影響をひきずることが多いらしいと。。。

これまでの取材・撮影の経験からも、
娘には「伝えた方がいいよね」という事になりました。

我が家では、
3人で夜ご飯を食べている時に話をしましたが、

・誰もがなる可能性のある病気であまり心配はいらないこと
  →あまり深刻さを出さないように伝えました。

・決して娘のせいではないこと
  →子どもは親が病気になると「自分が良い子にしていなかったからだ」
   と思う場合があるそうです。

・ママが入院している間も普段の生活は変わらないし、パパがそばにいること
  →いつもの生活と変わらない、と伝えることは大切なようです。

などなどを注意深く、深刻になりすぎず、時にさらっと話し、

「何か聞きたいことがあったらいつでも何でも聞いてね」

と伝えました。

実は娘には、一気にたくさんのことを伝えるのではなく、
以前から小出しにして伝えていたので、

「うん、わかってる、わかってる。」

と理解を示してくれていたようでした。

思った以上にきちんと受け止めてくれていたので、一安心。

ただ、
入院中もママと同じベッドで寝れると思っていたようで、

「じゃあさ、病院のベッドに隠れて、
 看護師さんがいなくなったら一緒に寝ればいいよね?」

と話しておりました(^^;。

子どもの持っている強さを信じつつ、
しっかりと向き合い、オープンに話し合っていく

っていうのは、
やっぱり大切なんでしょうかね。

娘は伝えた後も、全く動揺なく過ごしています。

あとは実際に入院した時にどうなるか、、、というとこですね〜。。。

これまで、子育て中のがん患者さんへの取材や撮影をさせて
いただく機会もたくさんありましたが、

改めて、

「子どもに親の病気をどう伝えるか」

ということの
難しさと大切さを実感する機会になりました。

病気に向き合われているすべてのご家族、
お子さんにエールを送ります☆

監督・父
豪田トモ

☆ブログ:「カ、カ、カイトウ手術!」
http://www.umareru.jp/blog/2018/06/21.html

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