「子どもは放っておいても育つ」とはよく聞くけれど、
親子関係や愛着に関する取材・撮影を10年近くしていて、
愛着障がいの影響を受けた
様々な人たちを目の当たりにすると、
その考えは果たして正しいのかな、と強〜く思う。
親に無条件の愛情と信頼を与えられないと、
精神的な疾患・依存症・反社会的行為・ストーカー・クレーマー・
パーソナリティ障がいなどなどにつながってしまうんですよね。。。
たしかに「身体的に」は育つ。
でも、人間って心と身体で成り立っているじゃない?
保護者に放っておかれたら、
身体は育ったとしても、やっぱり心は育ちにくくなる。
自尊心・自己肯定感がうまく育たず、
心にトラウマを抱えることで、
将来的に生きづらさを抱える可能性が高いのであれば、
「子どもは放っておいても育つ」なんて、
僕は口が裂けても言えない。
子どもは、
たっぷりの愛情を込めて、
そして、信頼を与えて、
大切に大切に育てていかないと......。
監督・父
豪田トモ
小説「オネエ産婦人科 〜あなたがあなたらしく生きること〜」
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著者: 豪田トモ
イラスト: 鈴ノ木ユウ
☆ 笑って泣けちゃう命の物語 ☆
