京都アニメーションの放火事件......。
やっている事だけ見れば、これはもう完全に「テロ行為」じゃないかと思う。
同じクリエイターとして、
作品を通じてたくさんの人を幸せにしたいと願ってきたであろう
アニメーターの皆さんの想いや才能、努力が
一瞬にして奪われたことに強い憤りを感じます。
川崎殺傷事件の時もそうだったけれど、
こういった事件の背景には、ほぼ必ずといって良いくらい、
不適切な子育てと親子関係が潜んでいます。
犯罪と子育ての関係性については
つい先日書きましたので
こちらをご参考いただきたいんですが、
今回の犯人もじきにそういった背景が報道されていくでしょう。
★ 川崎殺傷事件に思う「子育て」の重要性
http://www.umareru.jp/blog/2019/06/post-2143.html
とにもかくにも、
こういった「テロリスト」を生み出さないようにするためには、
警備や監視を強化するだけでは限界があります。
そもそもの根元にメスを入れる必要があって、
犯罪や反社会的行為の背景に
子育てと家族形成が大きく影響している
という学びを、国民的にしっかりと共有していかないといけない。
あの犯罪者だって、
お腹の中にいた頃があり、
よちよち歩きをしていた時期があり、
可愛がられて抱っこされた時もあったんです。
この機に改めて、
親は子どもに無条件の愛情と信頼を与え続け、
親がそれを実現し続けられるように、
経済的・社会的・精神的サポートを与え続けなきゃいけない
と強く思います。
最後に、
事件で亡くなられた方々にご冥福を祈るとともに、
回復中の方々、そしてご家族の方々に
精神的に寄り添われる環境が用意されることを願ってやみません。
監督・父
豪田トモ