いま男性の育休取得の義務化と
小泉大臣の育休取得が議論になっていますが、
そもそもね、
【「育休取得」は単なる第一歩】
だと僕は思っています。
現在、実際に「育休」を取得した男性のうち、
【半数以上が5日未満の育休取得】と言われています。
(厚労省より)
5日間の育休なんて、あまりにもあっという間だし、
この程度、育児に関わったとしても、
はっきり言って、ママの負担はあまり減らないですよね。
そもそも育児というものは、少なくとも18年続き、
特に最初の2〜3年は最も大変な時期。
逆に
中途半端に進めると、
・子育てが分からない夫への教育コスト
・子育てが分からない・分かろうとしない夫に対するストレス増加
・会社を休んでいるくせに、大して子育てをしない夫に対するストレス増加
・「自分なりにやっているつもり」の夫にとっては、妻に叱られることでモチベーション低下
・諸々重なり夫婦仲の悪化
・夫がずっと家にいることで家事の負担増加
などのリスクもあるんですよねー。
とは言え、
とは言え、
とは言え......、
どのプロジェクトもそうだけど、
「最初から関わっていないとしっかりと取り組みにくい」
という側面があるから、
「まずは産まれたらすぐに育児に取り組みましょう」
というのは「第一歩として必要な施策」
だと思います。
今後、育休の先にあって、国・社会として
取り組んで欲しいのが、
「パパの定時帰りのちょい義務化」。
育休を取得して、
初期の頃に子育てに取り組んだとしても、
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子育ては20年続くわけですから、
「常時」子育てに取り組む状態の方が望ましい
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ですよね。
育休を推進するのも大切なんだけれど、
それよりも、
【子どもが3歳になるまでは、週に2〜3日は定時に退社することが認められる】
など、現実に即した施策が望ましいなと思います。
しっかりと8時間程度働いて、
ちゃんと家に帰って来て、
みんなでご飯を食べて、
家族の時間を過ごす。
この、「当たり前だけど奇跡的なこと」が出来てようやく、
子どもが健全に育つ確率が高まるし、
ママのストレスも減り、
パパもみーんな幸せを感じられると思うんです。
ま、これはこれで新たな問題を引き起こすかもしれませんが
(夫婦仲が悪化していたら定時帰りは地獄を見る可能性あり、笑)、
それは子育てとは別の問題。
・子どもの成長
・家族の幸せ
・豊かな人生
を実現するため、
そして、
・産後うつ・子育てうつ
・ママの自殺
・児童虐待
を減らすためにも、
育休の先にある「パパの定時帰り」も頭に入れていきましょう。
そのためには、
企業、そして働き方の変革が必須ですね。
より効率的に利益をあげて働く方法が求められます。
ま、理想は「数ヶ月の育休取得+定時に帰る」ですが!!
これは、北欧の国々は実現していますが
(しかも経済力も落とさずに)、
その話はまた機会があったらにしましょう。
子育てをしている皆さんに最大限の愛情と尊敬とエールを!!
監督・父
豪田トモ
★ 映画『ママをやめてもいいですか!?』(ナレーション: 大泉洋)
2020年2月29日・新宿シネマカリテ他にて上映開始!!
http://www.umareru.jp/mamayame/