なんと! 東京オリンピックが延期!
ってことなんだけど、
僕は正直、たかだか2週間あまりのために
約１兆６００億円ものお金を使う費用対効果が、
元々、よく分かってなかったので
(この予算を妊娠・出産・子育て、児童養護、教育などに使えば、
いろーーーんな課題が解決するんだもの!!)、
「延期」のインパクトは他の人たちよりも少ないかもしれない。
報道を受けて僕が思ったのは、
日本の感染拡大は世界で最も緩やかとも言える中、
世界の意思決定の中心とも言える欧米が今、
コロナ感染が最もホットな状況なので、
ここで「開催します!」とは言えないのだろうなぁと思いました。
僕はカナダに4年、住んでいたから、
あっちの友達が大勢いるけれど、
仲間が多く入っているメーリングリストでは、
もう何百件とコロナウイルスについて議論している。
半ばパニック的で、
割と冷静に対応している僕ら日本とはかなり温度差を感じます
(もちろん「僕の友人」という、かなり一部の人たちの話ですが)。
僕の予想では、日本では今のまま、
「それなりに気をつけながら粛々と生活を続けていれば」
という条件付きだけれど、
感染爆発はしないのではないかなぁと思ってるんです。
と言うのも、
日本は欧米や他国と違って、
以下の理由から、そもそもの「感染土台」が低いからです。
(これらは一部、偏見的意見も入っているけど!!（^^;)、
・大きな感染源の一つである、ハグ、握手、キスをする習慣がない
・花粉症対策などから、マスクをしたり、手先のアルコール消毒をしたり、
帰宅後に手洗いうがいをする文化が既にある
・そもそも、世界一の「綺麗好き」国家
・政府が言うことには概ね従おうとする
など。
それと、
暖かい国での感染が広がっているし、
インフルエンザと違って、暖かくなったらウイルスが消えるとは言えないという話もある、
とは言え、とは言え、
やっぱり寒い環境での感染が圧倒的に多いから
(イランもいまは寒い)、
気温が上がれば、今以上に落ち着くのではないかな......と。
だから、
開催する予定だった7月下旬にはほぼ収束していて、
「あれ、全然、できたね......」
という状態にはなっているんじゃないかな......と期待しているんですけどね〜!!
ただ、
僕は専門家でないから何とも言えない。
イチ意見です。
今回のオリンピック延期によって、
見にいけなくなった人や、逆に見るようになった人、
経済的に大打撃を受ける人、そうでない人と、
様々な運命展開があると思うけれど、
ドキュメンタリーを作っている経験から言わせてもらえば、
もうこういうのは「運命」と割り切るしかない。
混乱するけれど、グダグダ言っても仕方ない。
ドキュメンタリー作りをしていると、
希望する方向とはまるで違う方向に行くことがよーーーーくある(笑)。
けれど、
別の道からの学びもたくさんあるので
(いや、きつい時もいっぱいあるんだけど!)、
とにかく予定変更には
前向きに受け止めて、
目の前で起きていることに
一つ一つ対処していくしかないんじゃないかな〜と思う。
とは言え、
今回のコロナ騒動で僕らは甚大な被害に遭っていて、
心の底ではホントにムカついているので、
多くの皆さんには心から同情します。。。
早く終われーーーー!!
監督・父
豪田トモ
★ 映画『ママをやめてもいいですか!?』(ナレーション: 大泉洋)
オンライン再上映の署名実施中!!&全国にて公開中!!
http://www.umareru.jp/mamayame/
