感染症の第二波・第三波とは?

国立感染症研究所・感染症情報センターのページで、
人類史上、最大の死者・感染者を出したと言われる
通称「スペインかぜ」の時の第二波・第三波について記述がありました。

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第一波は

1918年の3月に米国とヨーロッパにて始まりますが、
この(北半球の)春と夏に発生した第一波は感染性は高かったものの、
特に致死性ではなかったとされています。

しかしながら、

(北半球の)晩秋からフランス、シエラレオネ、米国で同時に始まった
第二波は

10倍の致死率となり、
しかも15~35歳の健康な若年者層においてもっとも多くの死がみられ、

死亡例の99%が65歳以下の若い年齢層に発生したという、
過去にも、またそれ以降にも例のみられない現象が確認されています。

また、これに引き続いて、
(北半球の)冬である1919年の始めに

第三波が起こっており、

一年のタイムスパンで3回の流行がみられたことになります。

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出典: 国立感染症研究所 感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/pandemic/QA02.html

また、
「感染症の世界史(石弘之著、角川文庫)」によると、
スペイン風邪は、

1918年10月に日本に上陸し、
1919年7月には下火になったかにみえたものの、

同年10月下旬から翌年春にかけて
2回目の流行が始まったそうです。

つまり、

【約1年半ほどアップダウンを繰り返して猛威を振るった】

んですね。

1回目の流行では死者約25万人、
第2波の際には、約12万人と半分くらいですが、死亡「率」は1回目の3倍だったそうです。

本当に、気をつけていきましょう。

監督・父
豪田トモ

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