文部科学省が先日、全国調査の結果を発表しました。
全国の小中高校などが2019年度に認知した
いじめの件数は、
前年度より約6万件増の61万2496件で、
過去最多を更新。
この数を
年間平均登校日である200日で割ると、
【1日平均3062件】となり、
全国の小中高は約35,000なので、
【一校平均は約17件】。
月に一回以上、職員室で、いじめが議題にあがっている
ということですね。
正直、すごい数......。
ただ、数が増えているとは言っても、
最近コラボを始めた、
いじめ探偵の阿部泰尚さんによると、
「これまで見過ごされて実態が近年はちゃんと明るみに出てきている」
と言う点では、
良い傾向ではあるとのこと。
その点だけは......。
けれど、実態として、
【いじめというものが子どもたちの住む世界に巣食っている】
と言わざるを得ないですよね......。
いじめというのは、「人のいのちの尊厳を損なう行為」
だと僕は思うんです。
元サバイバーとして、
いじめの撲滅を願っている僕としては、
実は長年、追い続けているテーマ。
いじめについては長年、いろいろな取り組みがなされていますが、
大きな視点として目を向けなきゃいけないのは、
実は
【いじめは子供だけの問題ではない】
と言うこと。
子どもは大人社会の鏡です。
大人が自分たちを変えようとしない限りは、
子供が育つ環境は良くならないし、
いじめも減らない。
「いじめている子どもが悪い」
という単純な理論ではないんですよね。
子どもだけを変えようとすることで
いじめを無くそうとする試みは、
「木を見て森を見ず」の典型。
きっと、腰が痛いからと腰だけにマッサージをするようなもの。
だから僕の腰痛は治らない。
最後、突然、すみません(笑)。
が、いじめの問題については今後、積極的に発信していきます。
ヨロシクです。
こちらも参考に。
https://www.asahi.com/articles/ASNBQ4QQHNBNUTIL03B.html
監督・父
豪田トモ
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