また悲しい虐待事件が起きました。
就職活動中に産んだ赤ちゃんの遺体を
公園に埋めた疑いで、元女子大生が逮捕。
「赤ちゃんがいると、わたしの夢が叶わない」
と言う犯行理由は、
あまりに身勝手で、とても人間のやることとは思えない。
そのメンタリティでは、赤ちゃんがいようがいまいが、
きっと夢は叶えられなかったんじゃないかな......。
と思うのだけれど、
一つだけ僕らが考えなければならないのは、
「赤ちゃんがいると夢が叶わなくなる」
と思ってしまう社会でいいのだろうか?
ということ。
赤ちゃんを産んでも、
たくさんの子供を育てていても、
いろいろなサポートや助けがあって、
自己実現が出来る社会に、
僕はなって欲しい。
彼女の罪は決して許されるものではないけれど、
これまでにも何度も書いているように、
児童虐待は
加害者の多くである母親を糾弾すれば無くなる話ではなく、
子育て環境、
ひいては社会の構造的な問題。
子育てをする人が追い詰められない社会、
子育てしやすい社会、
子育てをする人が輝ける社会、
であれば、こういった事件も減っていく......
はず。
加害者への非難と、予防は分けて考えましょう。
赤ちゃんには心からのご冥福を祈ります。
虐待は本当に何とかしなければ......。
監督・父
豪田トモ
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