あんまり書いたことはなかったけれど、
ついイラっとして、手を挙げそうになったり、
怒鳴りそうになったりしたことは、ボクにだって何度もある。
頭の中では何度か体罰しているかもしれない(!!)。
だって小5の娘が、言うことを聞きませんのだものっ。
「遅刻するぞー、早くしろー」と何度言っても、
鏡の前でファッションチェックを止めない!
(何度言っても!!)
宿題をやっていたかと思えば、
親の目を盗んでYouTubeを観てばかり
(いつもBTS!)。
思わず、ブン殴ってやろうかと
歯ぎしりしちゃいますがーー(!!)。
皆さん、こういうことってありませんか???
と思っていたら、先日、
「3割の親が体罰経験あり」
というニュースが。
アンケート結果では、
過去6カ月以内に
しつけとして
子どもに体罰を与えたことが
1回でも「あった」と答えた人は
33.5%だった
そうです。
正直に言えば......、
1人の親としては、感情的には、とてもよく分かる話です。
ただね、
体罰って、
去年の4月から
法律で禁止された行為になった
ってこと、
皆さん、ご存知でしたか?
「体罰」=「虐待」という認識の時代になったんです。
もう「しつけ」とはみなされないんですよ。
当然だけど、子供は悲しい思いをしているだろうし、
程度によっては心にトラウマを抱え込むことになることも分かっている。
けれど、
もしかしたら、体罰をする親側も
サポートが十分でなく、
精神的にも追い詰められた中で子育てをしていて、
叩いた後はいつも、
自責や後悔で気持ちがズンと沈んでいるかもしれない。
映画『ママやめ』を作った経験から、そう、単純じゃあないことは分かります。
毎年11月は厚生労働省が定めた
「児童虐待防止推進月間」です。
・体罰は、しつけではなく、虐待であること
・体罰=虐待的育児は、子どもの将来に深刻な影響をおよぼす可能性があること
悲しい児童虐待をなくすためにも、
ぜひ多くの方に伝えてくださると嬉しいです★
(啓発動画なら喜んで作るよ!)
さて、一旦深呼吸して、娘とBTSの話をしようかなぁ。
監督・父
豪田トモ
現在、
映画の上映前などに
虐待の原因と予防法などを参加者に伝えていただくことで、
上映料金を割引にする「虐待防止キャンペーン」も行なっています。