いじめは被害者だけでなく、加害者や傍観者にも「後遺症」が残る

ここ1-2年、「いじめ問題」に取り組んでいるんですが、
取材・リサーチをしていて、衝撃を受けるくらい驚いたことの一つが、

【いじめは被害者だけでなく、加害者や傍観者にも後遺症が残る】

ということ。

被害生徒に、

・不登校、
・ひきこもり、
・不眠、
・うつなどの精神疾患、
・自殺

などの後遺症が残ることは、学術的にも知られていますし、
皆さんも想像はつくと思います

(ちなみに、あまり知られていない後遺症としては、
「肥満」「寿命が短くなる」可能性が高まるというのもあります)。

しかし、加害生徒が、

きちんと反省する機会を

与えられないまま、放っておかれると、

・人を傷つけることに痛みを感じない

・人を傷つけることが悪いことだと思わない

という「後遺症」を抱えることになり、

将来的に、

・反社会的な行動をとるようになったり、

・犯罪者になってしまったり、

・パワハラなどの「大人のいじめ」の予備軍になる

ことが実は知られているんです。

※ 本ブログの内容は2021年11月19日に配信した
会員制サポーターズクラブのプレミアムメルマガ
「令和のいじめ、どこまで知っていますか? 」の内容を
加筆・修正して投稿しています。

取材した人に聞いた話ですが、
ある時、

「特殊詐欺の加害者」

として
報道で見た顔に見覚えがあったので思い起こしてみると、

数年前に、
「親の逆ギレ」によって
反省する機会を失い、
いじめ事件の後も何も変わらずに学校生活を送っていた、

当時のいじめ加害生徒だったそうです。

そして、
いじめの「傍観者」も、

「いじめを止められなかった」

「自分は何もしなかった」

という

「自分に対する失望や無力感」

のようなものが後々にまで響いて、

自己肯定感を下げ、
精神的なバランスを失ってしまうような

後遺症を抱えることもあるようです。


もしクラスでいじめが起きた場合、

・加害者
・被害者
・傍観者

のいずれかに組み込まれ、
それぞれが後遺症を抱えて生きていく可能性が高くなってしまう。

いじめは
被害生徒だけがトラウマを抱えるのではなく、

その場所にいる全員に、
長期間にわたって傷を残すことになるんです。

だからこそ、いじめは、

大人が積極的に関わって早急に解決しなきゃいけない!

と僕は思います。

皆さん、どのように思いますか?

#いじめのない世の中を作りたい

監督・父
豪田トモ

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