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ずっと、いっしょ。

胎内記憶、ご存知ですか?

「あったかくて気持ちのいいところだった。」
「暗くてふわふわしてたよ。」
「頭を下にして、逆立ちしてたの。」
「足をぴょんぴょんしてた。」

体験談を募集しています

これは、子どもたちが、ママのお腹にいた時の記憶を話す言葉です。

大人になって、赤ちゃんの時の記憶、ましてやお母さんのお腹の中にいた時の
記憶など、すっかりなくなってしまっている私たちにとっては、
信じられないことかもしれません。

しかし、産婦人科医であり、胎内記憶の研究の第一人者である池川明先生
行った調査によると、3人に1人の割合で、胎内記憶を持っているということが
分かりました。

胎内記憶とは、「母親のお腹の中にいたときの記憶」のことを言います。

細かくは、陣痛から誕生までの「誕生記憶」、お腹に来る以前の「中間生記憶」などにも分けられますが、一般的には「産まれる前の記憶」を総括して「胎内記憶」と呼んでいるようです。

■ 0から6歳の子どもの胎内記憶・誕生記憶の保有率
(諏訪市・塩尻市の1620人(3601発送に対し45%の回収率)が対象)
  あり なし どちらともいえない
胎内記憶 33.0% 40.1% 27%
534人 649人 437人
誕生記憶 20.7% 46.2% 33.1%
335人 748人 537人
(参照:「胎内記憶」池川明著 より)

さらに驚くべきことに、生まれてくる前はどこにいたのか、どうして生まれてくることにしたのか、
親をどうやって選んだのか、ということを話す子供たちも、たくさんいるのです。

「パパとママを選んだんだよ。ずっと待ってたんだよ。」
「ぼくね、雲の上にいてね、あそこの家がとってもいいな、行きたいなって思ってたんだよ。」
「ママを癒すためにきたんだよ。」


子どもたちが語るこれらのエピソードは、科学的に証明できるものではありません。

「親を選んで生まれてきた」という子供たちの証言は、育児に悩む母親たちに明るい希望をもたらす一方で、「科学的ではない」という当然の反論の他、赤ちゃんが欲しくて授からない女性には「選ばれていない」という気持ちが出て来てしまったり、戦場に生まれた子、貧困を極める環境に生まれた子、親から虐待を受けている子、障害を持って生まれた子たちなど、胎内記憶の解釈は様々な議論を呼んでいます。

それらの批判に対し、池川明氏は、子供が親を選ぶ理由は以下のように主に3つあり、

1. 優しそう・楽しそうだから
2. 可哀想・困っていそうだから
3. 修行になるから、自己犠牲によって人類の発展に役立つから

虐待する親を選んで産まれるのは、『子どもをいじめたらいけないということを、命をかけて教え、両親に成長してほしいから』だと語り、障害を持ったある子どもは『難しい課題を自ら背負うことで人類の成長を促している』と解説しています。

また、赤ちゃんを望む女性は「私は赤ちゃんに選ばれていない」と傷つく人もいれば、「じゃあ、選ばれるように頑張ろう。より良い女性になれるように毎日を生きよう」という人もおり、胎内記憶は、人それぞれの生きて来た背景や人柄、意識などによって、様々な受け取り方が出来るようです。

胎内記憶は賛否両論ありますが、「子どもに胎内記憶があるかもしれない」と意識する事で、産まれる前から育児の準備が出来るようになった、育児が楽しくなった、より責任感を持てるようになったと語る親が優勢です。

また、科学的かどうかはともかく、「自分で両親を選んできた」という考え方は、この地球上にいる全ての人々が、それぞれの役割を持ち、自分の意志で生まれてきたということを気づかせてくれると語る方々も多くいらっしゃいます。

しかし、胎児の時から、五感で認識することができ、感情を持つ一人の人間だと思うと、
お腹の中にいる時のコミュニケーションや出産の方法、そして育児について
考えさせられるものがあります。

そして、「自分で両親を選んできた」という言葉は、この地球上にいる全ての67億人の人々が、
それぞれの役割を持って、自分の意志で生まれてきたということを
気づかせてくれるものではないでしょうか。

■ 胎内記憶に関する著書