イメージ
ブログメルマガ監督・豪田トモ講演会登場人物のその後私たちの夢次回作問い合わせ
感想コメント掲載メディア体験談ボランティア商品リンクよくある質問ENGLISH
ずっと、いっしょ。

    『うまれる』の

  • title_indx_sonogo.jpg
  • 映画『うまれる』はドキュメンタリーですので、登場いただいた方は現実に存在し、映画の撮影が終了した後もそれぞれの人生を歩んでいらっしゃいます。

    簡単ではありますが、各登場人物のその後、についてご紹介させていただきます(2012年5月現在)。

    最新動向は「映画のその後」ブログ集でご紹介しておりますので、ご覧くださいませ。

    ※ 映画をご覧いただいた後にお読みいただいた方が感動が倍増します☆

     

    まどか・真和夫妻

    ban_fa.jpg

    IMG_4021.jpg

    映画の中で誕生した赤ちゃんは、現在、2歳(まなかちゃんの誕生日は2009年12月20日)の可愛い女の子になっています。

    もう歩けるようになり、少しずつお話も出来るようになっています。

    ☆過去ブログ

    映画の中で誕生した伴まなかちゃんが2歳になりました! 2011.12.19

    お母さんとの葛藤を抱えられていた、まどかさんは、まだ実のお母さんには会えていないようです。
    連絡先も分からないようですし、この辺りは時期が来たら、という感じなのでしょうか。

    虐待という負の連鎖を繰り返さないと強い意志で出産に臨まれた、まどかさんですが、夫・真和さんのサポートを受けながら、産後ウツや育児ノイローゼとは無縁の育児を楽しまれています。

    IMG_1314_1.jpg
    ※ 2011年夏にキャンプに行った時 詩草(しぐさ)、監督・豪田トモ、まなかちゃん

    夫の真和さんは「出産に立ち会って営業成績が良くなるのか」と言う会社に勤められていましたが、なんと、あの後、会社を辞められました(笑)。

    この不景気の中、会社を辞めるのは大変な決断だったと思いますが、幸運なことに新しい会社は家族主義の会社だそうで、いまは仕事と家族の時間のバランスが取れた、幸せな生活を送られているようです。

    IMG_3458.JPG
    ※ 新しい仲間、まなほちゃん♪

    そして、2011年11月20日、お2人の間に第2子が誕生しました。
    今回も女の子ですが、まなかちゃんと同じく、パパそっくり(笑)。
    まどかさんは映画でまなかちゃんを出産した時以上に声を出していたそうです(笑)。

    ちなみに、声を出せるというのは、自分らしいお産が出来ているという事なので、決して悪い事ではないようです。

    ☆過去ブログ

    ・【祝】伴さん夫婦に第2子が誕生!  2011.11.23

     

    虎ちゃん一家

    tora5_1.jpg

    18トリソミーという障害を持って産まれた、虎ちゃんは、映画の中では1歳の誕生日を迎えたところで終わっていますが、2011年12月25日に3歳の誕生日を迎えました。

    最近の虎ちゃんは歯が上下にびっしりと生えており、
    口からものを食べることが出来るようになりました。
    納豆と味噌汁が好物のようです。

    映画の中では数カット、虎ちゃんが素敵な笑顔を披露してくれた映像がありましたが、撮影当時、虎ちゃんはなかなか笑う事が出来ず、撮影出来た時は「奇跡的だ!」と言って喜んでいましたが、いまではよく笑うようになり、笑顔を撮影することが奇跡ではなくなりました。

    IMG_3286.jpg

    ただ、いつ何が起こるかわからないという状況は変わっておらず、実は2011年2月に、虎ちゃんは危篤状態になってしまいました。

    少し鼻風邪を引いたので念のため病院に行ってみたのですが、突然、痙攣をし始めてしまったんです。

    ついには自分で呼吸が出来なくなってしまって、医療スタッフの方々が10時間以上、手動で酸素を送るという治療をしていました。

    それでも、みるみる身体が弱っていってしまい、お医者さんも、虎ちゃんのパパもママも「遂にこの時が来てしまったのか」と覚悟を決め、「虎ちゃんは十分、頑張った。楽に行かせてあげよう」と皆で涙ながらにお別れを言いました。

    「ありがとう、ありがとう」って。

    でも、虎ちゃんだけは諦めていなかったんです。

    ある小児科の先生が「最後にこれだけ試してみよう」と行った事が効き、その後、虎ちゃんは急速に回復しました(!)。
    1週間ほどで退院して、春には毎年恒例の花見に皆で行くことも出来ました。

    この間、「虎ちゃんが危ない!」と、ブログやツイッターで書かせていただいたのですが、数百件のメッセージをいただきました。

    おそらく虎ちゃんの急回復は、多くの方々の祈りや想いが通じたのではないかと思っています。

    この時のブログです。

    ☆過去ブログ

    虎ちゃんがとても危険な状態です  2011.2.13
    虎ちゃんが病院でがんばっています 2011.2.14
    虎ちゃんブログ集

    9月には『AERA with Baby』で6ページもの虎ちゃん一家特集がありました。

    AERA_20baby3.jpeg

    tora_F.jpg

    2011年10月には、生まれて初めて飛行機に乗って、沖縄に行き、
    生まれて初めて海に入りました。

    私たちも一緒に行ったのですが、改めて、飛行に乗る事、旅行をする事が、決して当たり前ではない、奇跡の連続の結果なんだなぁと思いました。

    決してペースは早くはありませんが、虎ちゃんなりのペースで少しずつ、育っています。

    虎ちゃんが沖縄に行ったときのブログ

    ☆過去ブログ

    虎ちゃん一家と沖縄旅行: 『潜水服は蝶の夢を見る』 2011.10.11
    虎ちゃん一家と沖縄旅行: 虎ちゃんに残していること 2011.10.10
    虎ちゃん一家と沖縄旅行: 今日一日を大切に生きよう 2011.10.09
    虎ちゃんからの手紙 2012.01.09

    okitora 013.jpg

    実は虎ちゃん一家は現在も撮影を続けさせていただいております。

    今回の映画の中では、虎ちゃん一家には15〜20分ほどご登場いただいていますが、もっとお伝えできるメッセージがあるのではないかなぁと映画の完成後もずっと思っていました。

     

    tora_12.jpg

    虎ちゃんの眼、意志、癒す力、、、
    身体は小さくて、言葉は話せないけど、
    とても大きくて雄弁。

    会う度に多くの事を考え、そして感じさせてくれるんです。
    そして、虎ちゃんパパ・ママからは子供との接し方、人生の生き方について、多くのことを学ばせていただいています。

    『うまれる』はシリーズ化を予定しておりまして、今後も命と家族、絆をテーマに様々な角度から映画を作らせていただきたいと思っておりますが、ご縁があれば、再び、虎ちゃんの成長、そして彼が命を賭けて僕たちに伝えようとしているメッセージをご覧いただけるかもしれません。

    『うまれる』シリーズ第二章の『ずっと、いっしょ。』にも虎ちゃん一家にご登場いただいていますので、ぜひご覧下さい!

     

    麻紀・雅夫妻

    DSCN5512.jpg
    ※ ご夫婦の第2子、菖(あやめ)ちゃん

    出産予定日にお子さんを亡くされた麻紀さん・雅さん夫婦。
    映画の最後に少しだけ描かせていただきましたので、多くの方がお気づきになられたと思いますが、2010年6月1日に、2人目のお子さんを鮫島浩二先生のクリニックで無事、ご出産されました。

    名前は菖(あやめ)ちゃんと言い、現在は1歳6ヶ月の可愛い女の子になっています。

    IMG_7778.jpg

    麻紀さんからメッセージをいただきました。

    「3年前、椿を亡くした直後の深い悲しみは少しずつ形を変え、今では、椿はいつも優しく私たち家族を包んでくれている光のような存在になっています。

    そう思えるようになったのも、映画に出演したことで気持ちの整理ができ、前に進めるきっかけになったのではないかと思っています。

    天国の椿も、天使ちゃん代表として「うまれる」に出演できたことを喜んでいると思います」

    週末にはよくお寺に行って、家族4人の時間を過ごすそうです。

    sekine_haka.jpg

     

    陽子・徹夫妻

    IMG_2422.jpg

    ※2作目『ずっと、いっしょ。』の完成披露試写会に鳥取からご参加くださいました!

    長年の不妊治療の末に子どもを授からない人生を受け入れた、陽子さんですが、現在も鳥取県のミオ・ファティリティ・クリニックで働いており、赤ちゃんを待たれている方々のサポートを続けられています。

    最新情報は「映画のその後」ブログ集をご覧くださいませ。

    (2012年5月現在)

 


 

映画『うまれる』をご覧いただいた皆様へ

昨今、インターネット環境が整い、さらにFacebookやTwitter、ブログ等が急速に普及したことに伴って、個人による情報の発信や検索がかつてないほど容易になっています。

これは素晴らしい事ではあるのですが、一方で、「見えない個人」による誹謗中傷などで深く傷つき、人間不信に陥る方も増えております。

ドキュメンタリー映画を私たちが製作していく上で、ご登場いただいた実在の方々が傷つく事のないよう、私生活が乱されることのないよう、どう「お守り」していくかという命題については、数年前とは大きく異なり、真剣に考えなければならない状況となっています。

映画に登場されるのは「自分たちの経験が多くの方のお役に立てるのなら、、、」と高い志、勇気、責任を持ってご登場いただいた実在の人物であり、映画が公開された後も、彼らの人生は続いていきます。

特に、登場者の中にはお子さんもいらっしゃいますので、映画によってマイナスの影響を受けることのないよう、映画をご覧いただいた皆様には、以下の4点につきまして、ぜひご協力いただきたく思っております。

  1. 登場人物が傷つく情報発信をしない。
  2. 人物名で検索しない。
  3. ネット上でコンタクトを取らない。
  4. 街中で見かけた時は暖かく見守っていただく。

ブログやFacebook、Twitterなどで、登場者のプライバシーにかかわるネガティブな発信・書き込み、誹謗中傷は絶対にされないようお願いいたします。

ちょっとした軽い一言でも、人は深く傷つき、癒しに時間を要する事があります。

自分の名前が検索され、私生活をつぶさに見られる事や、見ず知らず人からコンタクトを取られ、様々な意見や気持ちを投げかけられる事、FaceBookなどで友達申請される事を気持ちよく思わない方も多くいらっしゃいます。

また、ご登場いただいた方々を町などで見かけられたときは、優しく見守っていただけると嬉しく思います。

声をかけられ、写真撮影をお願いされる事などで、プライベートな予定が変わってしまったり、時間に遅れてしまったり、その事で「いつ人に見られているか分からない」という感覚を持ち、日々の生活においてリラックスできない等、必ずしも暖かいお声がけが歓迎されない場面もございます。

ぜひ皆さまには最大限の敬意を持って接し、見守っていただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

つい数年前まではこのようなお願いをする必要性を感じておりませんでしたが、現在の私たちのネット環境を考えますと、検討しなければならない課題だと考えております。

何卒、ご理解・ご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

映画『うまれる』
監督・豪田トモ他スタッフ一同