< 自主上映会を主催していただく皆さまへ 監督・豪田トモからのメッセージ >
自主上映会の開催をご検討いただき、誠にありがとうございます!
僕たちが一生懸命、産み出した作品を、想いのある皆さまの手によって、より多くの方々にお伝えいただける事、心より感謝いたします。 自主上映会を開催する方たちの中には、「たくさんのお客様を集めなければいけないのではないか」と多大なプレッシャーを感じたり、主催すること自体を重く捉えてしまう方もいらっしゃると思います。 赤字にならないように、など現実的に気をつけなければならない点、ストレスになる事もあるかもしれません。 しかし、僕らは皆さまに、人生で何度あるか分からない、「映画の上映」という機会をぜひ楽しんでいただきたい、学びの糧にしていただきたいと願っています。 単なる「映画の上映」として終わって欲しくないのです。それには、「結果」だけでなく、「経過」からの学びや気づきなどが大切なのではないかと思っています。
自主上映会を開催する上でぜひ堪能していただきたいのは、何人動員したか、という「結果」だけではなく、上映会を開催するまでの人との出会いや様々なご縁、感謝、気づき、学び、癒し、刺激、人間的な成長といった「経過」の部分です。 上映会を主催する事は人生でも記憶に残る大変な事ですが、その分、上映会を開催しなければ体験しえなかった事、観に来ていただいた方々に感謝いただける事など、一生懸命取り組んだ分だけ、「結果」だけでなく、「プロセス」から得られるものは非常に多くあります。
当日の「結果」という数字やデータだけでなく、その「過程」の中で起こる様々な物語は、お金にかえられない、お金を払ってでも得なければならない、人生を豊かにしてくれる貴重な経験の数々になると思います。
僕たちも、映画の上映会を主催するのと同じように、映画製作を通して、血と汗と涙、苦労と喜び、幸せ、不安など色々な感情と向き合ってきました。 僕らたちが作品づくりの中で大切にしている事の一つは、人間として、親として、夫婦として成長する「過程」の部分。 そして、自主上映会を通して、映画を上映していただく方々、観ていただく方々、一人一人に貴重な体験をご提供させていただき、人生の何らかのお役に立てたらいいな、という「期待」です。 特に上映会を開催していただく方々には、僕らが映画を作る「過程」で体験してきた事を、凝縮して堪能していただけたらと思っています。 「結果」だけでなく、「経過」も含めて、自主上映会主催を存分に楽しんでいただけることを祈っています。
監督・父 豪田トモ